9月6日(土) ジャズダンス土曜クラスDiary
膝の違和感が最大になっている気がする本日ですが、元気にスタジオ入りしました。
ジャズダンス前の最良のストレッチ作り
数ヶ月にわたり、ジャズダンス前のストレッチを考え続けてきました。
参加してくださっている40代会社員の2人と、私自身の体の維持・メンテナンスにも役立つ、良いとこどりの内容に匹敵するストレッチを作りたい。今日のメニューは、ようやく土台になりそうな感触がありました。
このスタジオでは、ただ発散する、楽しく踊る時間、日常を忘れて楽しむ…ということを第一の目的にはしていません。
「楽しい」より「納得できる」「リフレッシュ」より「感動」。
体のことを理解しながら動けるようになりたい方への本テーマがあります。
上半身から下半身ストレッチへ
今までは、動かしやすく意識しやすいことから、上半身を中心にストレッチを考えていました。その方が成長した実感を得られるのではないかと思ったからです。でもそれは、あくまでストレッチレッスン用のでした。ジャズダンス用のストレッチと考えると、足腰をどのように使うかが重要です。上半身の使いやすさに頼るだけでは、踊りに必要な体のメンテナンス、リセットには十分ではありません。
足、「フット」への意識を
特に意識しなければならないのは『フット』です。日本語で「足」「脚」と書き分けますが、「フット」を直接表す言葉がありません。「フット」は非常に多くの骨で構成されており、繊細で複雑、司令の数も多く、体全体の動きに対する反応が微細に出ます。この構造の重要性は理解していましたが、実際にレッスンで向き合うには、もう少し知識と感覚の積み重ねが必要でした。
下半身を重視したストレッチを開始
本日は、踵の着地面、甲の感触、指の腹の力など、あまり意識して力を入れなくても体が自然に反応するポイントを探りながら、フットから脚、股関節にかけてのエクササイズの基盤を試みました。この動きは微妙で繊細ですが、だからこそ価値があります。体の反応を感じ取りながら、少しずつ方向性を確認し、微調整や再検討をしながら、違うエクササイズも視野に入れつつ、このメニューをしばらく軸にして進めていこう、と確信できました。
このストレッチにたどり着いたのは、私自身の膝の不調、そして生徒さんの膝の痛みという現実があったからです。深く真剣に取り組むことが求められ、そのおかげで、フットから股関節にかけての体の使い方を、より丁寧にエクササイズに落とし込めました。
腕の広げ方でリズムのグルーブをつかむ
ストレッチに時間をかけた分、振付は短めでしたが、腕の使い方や腕から上半身へのつながり、リズムの幅を変えてグルーヴを生む大切さをお伝えできました。
夏の疲れがまだ体に残る時期ですが、どうぞ皆さまもこれから秋の涼しさに助けられますように。