9月21日(日) Diary
続けざまの出来事
昨日、3年以上できなかったことが、とうとうできました。
数日前には、2年以上ぶりに片足ブリッジができたことを書きましたが、昨日の出来事はもっと身近で、話せば「へ?」と思われるようなことです。
それは――片足でふらつかずに立てたこと。
つまり、立ったまま靴下や靴を履けたということです。
ただそれだけなんですが、驚くかな、これが4年越しなんです。
立って靴を履けない屈辱
椎間板ヘルニアで寝込んでから、もうすぐ4年。
体がある程度戻ってからも、足を上げるとふらついてしまい、やがては座って靴を履くようになりました。自分にとってそれは屈辱的な行動でした。立ったまま履けないのは体幹が失われている証拠だからです。体の確認のために立ったまま履こうとした時期もありましたが、頑張らないリハビリに切り替えてからは無理せず座って履くことを受け入れていました。
2度見ならぬ2度足上げ
足の裏の小指側と親指側に揺れながら立つことはできていましたが、昨日、ふと台所で片足になったとき、足裏全体でしっかり床を捉え、体の軸も揺らがないことに気づき、思わず「二度片足上げ」をしてしまいました。片足ブリッジはある程度積み上げ方がわかっており、そろそろできるだろうと言う予測があった出来事だったのですが、誠に簡単そうなこの動作はオーバーに言えば未知との遭遇、驚きと、感動がありました。
頑張らないリハビリ
ここにたどり着くまでの時間は、簡単ではありませんでした。
「屈辱」を受け入れること。欲しくて仕方ない結果を手放すこと。未来を急がず、ただ今の一歩に集中すること。
やることがあれば限界がわからず、やり続けたり、自分に強いたり――体作りに関してはやりすぎる傾向がある自分には、頑張らない、やりすぎないことはとても難しい。でも歩けない時間が3年も続けば、さすがに短気な自分でも、やり方を変えることを選ばざるを得ず、屈辱感も無くしていました。
気づかない感覚を呼び起こす、体のセンサー
最近新しく行っていたのは、足裏のセンサーを目覚めさせるような、エクササイズとも言えない小さな取り組みです。大きな運動ではなく、感覚を呼び起こすようなさすりの動きや、踵をまっすぐ床に下ろす感覚。足をほぐし、筋肉の力を入れる部位を変えるなど。些細で半信半疑なことでしたが、確かに体は応えてくれました。
正しく「幸福のblog」
とにかくなんでも調べて、なんでもしようと、膝がさらに悪くなることもありましたが、今回の小さな試みは、1ヶ月も経たないうちにでた成果。
blogを始めた頃と同じ時期に取り組み始めたこともあり、書くこと自体がリハビリの一つなんだと実感できたのが面白いし、このblogにも感謝です。
